恐ろしい工事現場の飛来災害
工事現場は道路工事などがイメージしやすいですが、岩石などが積み重なるような場所でも工事は行われます。
そのような工事現場で恐ろしいのが飛来事故です。
道路に落下する危険性がある岩石は、亀裂個所を破砕薬というものを使用して粉砕します。
このとき道路は通行止めにし、作業員も万が一のことを考え、十分な距離をとって退避位置を決めておくのです。
しかし、粉砕するため散らばった岩石がどこに飛んでいくか、全て把握できません。
とある事故事例では、70m離れていても、さらに20m先に岩石が飛んで行き、約2.5kgの岩石が飛来し頭部に直撃、脳挫傷により死亡してしまったことがあります。
このような飛来災害をVRで擬似体験をすることで、事故の原因や被災者の視点がどのようなものだったかを知ることができるため、事故を未然に防ぐ取り組みが始まっているのです。
飛来災害を防ぐために
落下する危険のある岩石を粉砕する工事には、破砕薬を使用しますが、粉砕した岩石は十分な退避距離をとっていても飛んでくる危険性があり、実際に飛来災害が起こっています。
飛来災害を防ぐためには、十分な退避距離、岩石の種類の確認などがありますが、装薬の量によっても粉砕の威力が変わってくるため、注意が必要です。
さらに確認も大切ですが、それらを踏まえた上でシミュレーションも大切でしょう。
そこで活躍するのは、VRによる事故体験・安全教育です。
つくし工房のVR事故体験・安全教育では、様々な工事現場で起こりうる事故を疑似体験することができます。
事故の起こった原因だけでなく、被災者の視点も疑似体験できるため、飛来災害を未然に防ぐために役立つのではないでしょうか。
ヘッドマウントディスプレイとヘッドフォンで手軽に体験することができ、2分~3分半でコンテンツが終わるため、手早く作業員に危険性を認識させることができます。
そのため、安全教育の面では教育コストも削減できるところも魅力の1つです。