人間は汗を出すことで体温調節をしています。
気温の高い場所に長時間いたことで体内に熱が発生したときに、体外へ熱を出すことで、体温を一定に保っているのです。
しかし、発汗による体温調整が間に合わなかった場合、体内に熱がこもってしまい、身体機能が著しく低下してしまうのが熱中症です。
熱中症は急に症状が悪化することが多いので、炎天下などで少しでも体調が悪いと感じたら、熱中症を疑ってみましょう。

熱中症はそれぞれのレベルにあった対策が必要です。
レベル1の初期段階なら涼しい場所へ移動して、足を高くして、横になりましょう。
そして、スポーツ飲料や経口補水液分を飲むなどして水分と塩分を補給しましょう。
首筋やワキの下、足の付け根などに濡れタオルや氷を当てたり、体に水をかけるなどで体温を下げましょう。
レベル2の場合は吐き気やめまいがある状態です。
基本的にレベル1と場合と同じ対策を取りますが、倦怠感が強くて自分で移動したり、水なども飲めない時があります。
その場合は近くの人に手助けしてもらうか救急車を呼ぶなどしょう。
レベル3となると意識がもうろうとし非常に危険な状態なので、直ちに救急車を呼びましょう。
いかに早く体温を下げるかが重要なので、救急車が到着するまでの間はレベル1の対応を行いましょう。
体に水をかけて、さらに扇子やうちわなどのアイテムであおぐ事で早く体温を下げることができます。

いつ熱中症になってもすぐに対策できるように、効果的なアイテムを一まとめにした応急セットを置いておきましょう。
お子さまやおじいちゃん、おばあちゃんにも分かりやすく手の届きやすい場所に応急セットを常備することで、熱中症になっても早く対処できます。
飲料水
大量に汗をかいた後、水分補給は大事です。バーベキューなど屋外で長くいて大量の汗をかいた場合、体内のナトリウムも汗と一緒に体外に排出しているので、塩や梅干しなどアイテムも一緒に摂りましょう。 経口補水液
体が水分不足になった場合、病院では点滴で水分補給が行われます。
しかし、長時間の点滴が難しい乳幼児や高齢者にも、安心して使えると経口補水液が広まりました。
経口補水液は水に食塩とブドウ糖を混合して溶かした物で飲むだけで脱水症状の改善になります。 タオル
体温が上がり過ぎたらタオルを水で濡らして首の横やワキなど太い血管があるが場所を冷やすことで、素早く体温を下げる効果があります。 食塩
近くに水しかないことも少なくありません。そういった場合、食塩を少量お水に混ぜて飲むことでナトリウム分を補給できます。 つくし工房では飲料水や食塩、瞬間冷却剤、液晶体温計、圧縮タオル、扇子、熱中症予防小冊子などを収納バッグにまとめた応急セットを販売しています。
必要なアイテムを網羅した応急セットは夏が来る前にぜひ準備しておきましょう。