一般的な塩と天日塩の違い
一般的な塩とは、よくスーパーで並んでいる安い塩です。
この一般的な塩と天日塩はどう違うのでしょうか?
一般的な塩と天日塩では原料から製法、成分、味まで違います。
一般的な塩は、原料は日本の海水で、それを化学的に精製したもので、99%以上塩化ナトリウムでできており、摂り過ぎると体に良くないとされています。
一方、天日塩は、海水を汲み上げ、天日と風といった自然の力と人力を利用した、昔ながらの製法で作られており、塩化ナトリウムは35%で残りのほとんどがミネラルです。
その他はカルシウム、カリウム、マグネシウムといった成分も含まれており、こちらは積極的に摂取していきたい塩といわれています。
意外と知られていない天日塩のパワーとは?
天日塩は一般の塩と比べると甘みもあり、まろやかで食材や料理の味をよりおいしくしてくれます。
また、精製された塩と違ってミネラルが多く、カルシウムやマグネシウムも含まれているため、摂取すると体を温めて血行を促進して新陳代謝を活発にしてくれる作用も期待できるのです。
その結果、体内に溜まっている老廃物を体外へ排出し、自然治癒力を高めてくれるので、健康な体を維持できるようになります。
天日塩は料理の味付けなど口からの摂取はもちろん、歯磨き粉代わりや入浴剤に使用してもいいでしょう。
歯磨き粉代わりにすると歯茎が引き締まり、殺菌効果もあるので虫歯や歯周病予防にもなります。
入浴剤のかわりにお風呂に入れると、より血行が良くなり、汗もいつも以上にかくため老廃物が出やすくなります。
また、肌がしっとりし湯冷めしにくくなるというのも特長です。
天日塩は熱中症対策にも効果大!
人間の体には、妊婦のおなかの中の羊水から始まり、血液、汗、涙など約1%の塩分が含まれています。
涙や汗はしょっぱいと感じたことは、だれでも一度は経験したことがあるでしょう。
そうしたことからも分かるように、熱中症対策として汗をかいたからといって水分だけを補うのでは補いきれないのです。
むしろ、水やお茶を大量に飲んでしまうと、血液中のナトリウム濃度が薄まり、低ナトリウム血症を引き起こす危険もあります。
そのため、熱中症にはスポーツドリンクがよいでしょう。
しかし、高血圧などで減塩を心がけている人も多いので、塩化ナトリウムだけを大量に摂取するのもよくはないので、熱中症対策には、適度な塩化ナトリウムと、カルシウムやマグネシウム、ミネラルが補える天日塩がおススメです。
「塩天玉」は、天日塩を沖縄の海水で溶かして窯炊きした塩を使用した熱中症対策用飴で、1粒に250mgの塩分がふくまれており、気軽に必要な塩分を補給できます。